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横浜青年会議所設立の経緯
 昭和26年の七草も済んで間もなくと思う。当時商工会議所の会頭をされていた平沼亮三さんが私に会いたいと今井専務理事を通じて御連絡が有った。私は平沼さんには幼少の頃より何かと御世話になっており良く存じていたが、何事ならんと思い、父と相談の上早速商工会議所に参上した。用件は次の様な内容のものだった。
戦災敗戦に引続く市中枢部の接収は横浜市民にとって非常な痛手であり、復興の障害となっている。今後の復興には君達の様な青年の力に期待を掛けており、横浜商工会議所に於いても新たに青年部を作ってはとの話も出ているので調査研究して来た所、1年程前に東京には青年会議所という団体が出来ている事を知り、その会員に君も入っている事を知った。会の内容に関しては詳しく聞いていないので説明して欲しい、との御質問だった。そこでJCの目的、設立の動機、JCの歴史、国際機構との関係を述べ、私も昭和25年3月友人の薦めで入会した経緯を御話申し上げた処、後日規約等の関係書類を今井専務理事宛届ける様要望され御別れした。
 その後間もなく私は胃痛を感じたので横浜医大で診断を受けたところ、軽度の胃潰瘍と十二指腸潰瘍の再発と宣せられ、暫くの休養と治療を命ぜられ会社を休んで1カ月近く病床に有ったが、発見が早かった為日と共に回復し手術も受ける事なく病院へ通う迄に成った。
 この那訳で前述の御話も中断かと思っていた矢先、2月15〜16日境と記憶しているが今井さんから御連絡が有ったので病院からの帰途御訪ねした。
 今井さんは「検討の結果横浜にも是非青年商工会議所(当時はJuniorChamberCommerceを直訳しこの事に称していた)を作って欲しい。開く所に依れば神戸に於いても設立の機が熱している由、横浜は神戸に先がけて作り上げたいから大至急設立準備に掛る様に」との事であった、私は「在京の会員からも以前に横浜JC設立促進を要望された事も有ったので誠に結構な事と思いますが残念乍ら私には横浜で活躍されて居る青年実業人にどんな方がいられるか良く知らない。若し横浜商工会議所に於て設立準備委貝とも謂うべき方々を御招集願えるならいか様とも御力添え致しましょう」と申し上げ今井さんの御快諾を得て第1回の離せ会が2月24日商工会議所で開催せられた。その時集まったメンバーは確か次の方々と思う。甘槽豊太郎、酒井俊男、左右田俊夫、鈴江強、大久保秀雄、中村洋六、鈴木華道、丹波裕、村井英次、筒井俊治の10氏と私の計11名。
  私より東京JCの定款を中心に日本に於けるJCの設立現況、JCIとの関係、JCの歴史等を説明し出席者全員の同意を得て早速設立への準備に取掛る事と成り全員が準備委員として知人友人に呼びかける様になった。第2回の準備委員会は3月2日に、第3回は3月12日に何れも商工会議所で開催され定款作成委員には甘糟、酒井(俊)の両君と私が就任し原案作成に着手しました。3月16日午後5時より会議所に於て第1回発起人会を開き東京JCからは堀越君も出席し質疑応答も活発に行われ定款案に就いても意見の交換が行われました。 発起人会も第2回(3月20H)、第3回(3月22日)と回を重ねるに従って内容も整備され総会を待つばかりとなった。そして遂に平沼会頭の御希望通り3月29日午後4時より商工会議所に於て20数名の会員出席の下に創立総会を開催し、比処に横浜JCは弧々の声を上げる事が出来たのであります。総会には平沼会頭、吉村、亀井両副会頭、今井専務理事、東京JCからも黒川・堀越両君も来賓として出席され横浜JCの前途を祝して戴いた事は今以って当時の光景が眼前に浮かんで参ります。
 猶4月17日には横浜ビルに於て午後2時から発会式が挙行せられ内山知事を始めとし県市の首脳部の方々、商工会議所の幹部、富山国大学長、関口市大学長、米軍関係者等の来賓にも御出席賜わりましたが、特筆すべき事はモスさんの御尽力に依り英国人1名、カナダ人1名、スイス人3名、米国人10名計15名の外国人会員を確保し、日本人会員20数名と共に国際港都横浜にふさわしいしかも日本におけるものとしては最初の外人メンバーを有するJCが出来た事であります。
 此の様にして極めて短期間の中に私共のJCが設立出来た事は発起人の方々の絶大なる御努力と会員各位の一致協力による事は言をまちませんが、私共の忘れる事の出来ない事は、生みの親と申しますか産婆役を御引受け戴いた今井横商専務理事の一方ならぬ御骨折が実を結んだ事であります。
 私はこの横浜JC設立の経緯を御報告する拙文をとじるに際し衷心より今井さんに御礼を申し上げ度いと存じます。

 (横浜青年会議所7周年記念誌 初代理事長・渡辺広太郎氏より抜粋)
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